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【壊れやすい?】2023年モデルのBMW S1000RR 〜雨で濡れるとエンジンストール〜

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約2年乗った2021年モデルのBMW S1000RRからマイナーチェンジした2023年モデルの S1000RRに乗り換えました。

乗り換えてから5ヶ月弱過ぎた8月の終わり。雨の中を走っている最中に突然のパワーダウン。1〜2気筒死んでしまったかな?そんな感じのパワーダウンでした。

原因は、雨水がスロットルボディーの配線カプラーから侵入し、ショートしたから。

最終的に、スロットルボディーを交換して完治はしましたが、それまでに3ヶ月以上かかってしまいました。

この後、ことの顛末を詳しく解説しますので、興味のある方は続きをチェックしてください。

なお、BMW S1000RRの2023年モデルと2022年モデルの違いは次の記事で解説していますので、興味のある方はチェックしてみてください。

2023年モデルのS1000RRが雨で濡れて壊れた!

8月の終わり。早朝に出発したツーリンも終盤を迎えたころ、滝のような雨が降ってきました。あと30分も走れば自宅に到着。それに、レインウエアも持っていなかったので雨に打たれながら走り続けることにしました。

雨の中をしばらく走っていると、突然、エンジンのパワーがなくなり、今にも止まってしまいそうな雰囲気に。

メーターにはオレンジ色のコーションマークとエンジンにトラブルが発生したこと。そして、シフトアシストプロ(クイックシフター)が使えないとのメッセージが表示されました。

アクセルを開けてもボコボコとスムーズに回転が上がらず、1〜2気筒動いていないのか?そんな感じでした。

停車中はなんとかアイドリングを保ってはいますが、いつ止まってもおかしくない状態。スタートは、普段では考えられないくらいアクセルを開けないとバイクが前に進んでくれず、安全に運転できる状態ではなくなってしまいました。

2023年モデルのS1000RRはスロットルボディーが壊れた

結論として、壊れた(壊れていた)のはスロットルボディー。

厳密には、スロットルボディーの配線用カプラーが製造不良(?)で雨水がカプラー内に浸水しショート。ショートしたことでスロットルボディーからの信号がコンピューターにうまく伝わらず、スロットルボディーが作動しなくなった、といった具合です。

ですので、スロットルボディーを交換することで完治しました。

ただ、完治するまで3ヶ月かかってしまいましたが・・・。

S1000RRが壊れて治るまでに3ヶ月かかってしまった・・・

スロットルボディーを交換して故障が完治するまで3ヶ月ちょっとかかってしまいました。

その主な原因は次の3つ

  • 症状を再現するのに時間がかかったから
  • ディーラー→モトラッド ジャパン→モトラッド 本国とのやりとりに時間がかかったから
  • 部品の到着に時間がかかったから

症状を再現するのに時間がかかった

2023年モデルのS1000RRが故障してから治るまでに時間がかかってしまった原因の一つに、修理のためにディーラーに入庫した時点で症状が出なかったことが挙げられます。

故障の原因は、スロットルボディーの配線用カプラーが製造不良(?)で雨水がカプラー内に浸水しショートしたこと。言い換えると、水でショートしていないと症状が出ないのです

しかし、車両の移動とディーラーのピットの空き状況により、故障してからディーラーに入庫、修理に取り掛かるまで1週間以上間が空いてしまいました。その間に雨水が乾燥してしまったので症状が出ず、故障の原因を特定することができなかったのです。

その間、ディーラーのメカニックは、わたしやBMW Motorradジャパンの担当者とやりとりを何度も繰り返し、雨水が故障の原因であることを突き止めたのです。

ディーラー→モトラッド ジャパン→モトラッド 本国とのやりとりに時間がかかった

症状が出ている時に診断機にかけると「スロットルバタフライ プラス側へのショート」のエラーが出てきました。

このエラー内容は、スロットルボディーのカプラーはもちろん、スロットルボディーに繋がる配線やアクセルのカプラーや配線に不具合の可能性があるそうで、どうやら2023年モデルのS1000RRは、わたしのバイク以外にも同様の症状が出ているものがあるようでした。そのためドイツ本国のBMW Motorradは、どこに不具合があるのか。そして、不具合のある部品はいつ製造されたものなのかを特定したいようでした。

そこで、カプラーや配線に不具合や水が侵入した痕跡がないか一つづつ確認をするのですが、確認手順はドイツ本国のBMW Motorradからの指示。確認結果の報告は日本のBMW Motorradからドイツ本国のBMW Motorrad。次の指示はドイツ本国のBMW Motorradから日本のBMW Motorradと通してディーラーに。理解はできるけど非常にまどろっこしい手順を踏むこととなってしまい、結果、故障が完治するまでに時間がかかってしまいました。

部品の到着に時間がかかった

確認の結果、故障の原因はスロットルボディーだとドイツ本国のBMW Motorradが判断したので交換することになりました。しかし、スロットルボディーは日本に在庫が無いためドイツから取り寄せることに。

取り寄せに1ヶ月以上かかってしまったのも、故障が完治するまでに時間がかかった原因となってしまいました。

まとめ【壊れやすい?】2023年モデルのBMW S1000RR 〜雨で濡れるとエンジンストール〜

2023年にマイナーチェンジしたBMWのS1000RR。

2021年モデルのS1000RRにも乗っていましたが、このバイクは8月の上旬に行ったツーリングで渋滞に巻き込まれた時に熱ダレでガス欠のような症状が出て、メーター内に警告メッセージが表示されてしまいました。

詳しくは次の記事をご覧ください。

メーカーも不具合を出す気は当然無いでしょうが、マイナーチェンジ後などに不具合が出てしまうのは避けられないことなんでしょうね。とは言え、ディーラーの方も含め、皆さんとても真摯に対応していただいたことには、とても感謝しています。

なお、2023年モデルのS1000RRはエンジンフィーリングとハンドリングが2021年モデルに比べ、格段に良くなっています。

もし皆さんに2019~2022年モデルと2023年モデルのどちらがおすすめすかと聞かれたら、迷うこと無く2023年モデルをおすすめします。

では、みなさんの参考になればうれしいです。

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