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おすすめ5選!クレジット機能なしの法人ETCカード〜メリット・デメリットは?〜

法人用ETCカードは、ビジネスで自動車を利用する企業や個人事業主におすすめです。

  1. 高速道路の料金が割引になる:法人用ETCカードを持っていると、高速道路の各種割引を利用できる
  2. 請求書や領収書の管理が簡単になる:ETCカードによる支払いはカード会社から送られてくる請求書にまとめられるので、経費精算や会計処理の際に支払いの記録をまとめる手間が省ける
  3. 経費管理がしやすくなる:カード会社から送られてくる請求書には、使用した高速道路などの情報が記載されるので、会計処理の際に自動車関連の経費を簡単に算出することができる

このようなメリットがあるからです。

しかし、事業を始めたばかりの法人や個人事業主の方は法人用ETCカードを作りにくいといった事実があります。それは、事業を起こしたばかりの法人や個人事業主の方は社会的に信用が薄いので、クレジットの審査に通りにくいからです。

そこで事業を起こしたばかりの法人や個人事業主の方におすすめなのが、クレジット機能なし法人用ETCカードです。

クレジット機能がないので次の2つのメリットがあります。

  • 新設会社や個人事業主でも作りやすい
  • 従業員に渡してもクレジットを不正利用されない

クレジット機能なし法人用ETCカードでもETCの割引制度をもちろん利用できます

ではこの後、クレジット機能なし法人用ETCカードを詳しく解説した上で、おすすめのクレジット機能なし法人用ETCカードを5つご紹介します。高速道路を利用する事業を起こしたばかりの法人や個人事業主の方は、事業経費の節約や会計処理の簡略化につながりますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次
  1. 法人用ETCカードにはクレジット機能付きと無しがある
  2. クレジット機能なし法人用ETCカードの4つのデメリットと3つのメリット
  3. クレジット機能なし法人用ETCカードがおすすめな人
  4. 3種類のクレジット機能なし法人用ETCカードの違いとデメリット・メリット
  5. おすすめ5選!クレジット機能なしの法人ETCカード
  6. まとめ:おすすめ5選!クレジット機能なしの法人ETCカード

法人用ETCカードにはクレジット機能付きと無しがある

法人用ETCカードにはクレジット機能付きと無しの2種類あります。

まずは、クレジット機能付きとなしではどのような違いがあるかを解説します。

クレジット機能付きETC法人用ETCカード

個人がクレジットカードを作った場合、付帯サービスでETCカードを申し込むことができます。それと同じイメージで、法人用クレジットカードを作った場合も付帯サービスでETCカードを申し込むことができます。

皆さんが個人で使っているETCカードの法人版と思っていただければ分かりやすでしょう。

クレジット機能なし法人用ETCカード

クレジット機能なし法人用ETCカードは、ETC機能しかないカードです。

ETC専用なので買い物などで使うことはできません。

クレジット機能なし法人用ETCカードの4つのデメリットと3つのメリット

クレジット機能なし法人用ETCカードには、次の4つのデメリットと3つのメリットがあります。

  • 4つのデメリット
    • 必要経費が高い
    • ETCマイレージサービスを利用できないものもある
    • クレジットカード利用のポイントがつかない
    • 申込時に必要書類が多い
  • 3つのメリット
    • 新設会社や個人事業主でも作りやすい
    • ETCの割引制度を利用できる
    • 従業員に渡しても安心

それぞれ詳しく解説しましょう。

4つのデメリット

クレジット機能なし法人用ETCカードのデメリットは次の4つ。

  • 必要経費が高い
  • ETCマイレージサービスを利用できないものもある
  • クレジットカード利用のポイントがつかない
  • 申込時に必要書類が多い

必要経費が高い

クレジット機能なし法人用ETCカードには次の必要経費が発生します。

  • 出資金:10,000円(退会時には返金)
  • カード発行手数料:550~880円/1枚
  • 取扱手数料:550~880円/1枚
  • 事務手数料:走行料金に対し 無料~8%

この必要経費がクレジット機能なし法人用ETCカードのデメリットと言えます。ただし、法人や個人事業主の場合、これらの必要経費は確定申告で事業経費として計上できるので、税金面で有利だと言えます。

ETCマイレージサービスを利用できないものもある

ETCマイレージサービスは、高速道路等の通行料金の支払い額に応じてポイントが貯まり、そのポイントを還元額(無料通行分)と交換できるサービスで、還元率は10%。

クレジット機能なし法人用ETCカードの中にはETCマイレージサービスを利用できないものがあるので、注意が必要です。

クレジットカード利用のポイントがつかない

クレジット機能なし法人用ETCカードはクレジット機能がないので、ETCを利用してもクレジットカード会社からもらえるポイントがつきません

クレジット機能付きETCカードであれば支払った通行料に対して1%前後のポイントをもらえますが、クレジット機能なし法人用ETCカードはこのポイントをもらえず損してしまうことはデメリットと言えます。

申込時に必要書類が多い

クレジット機能なし法人用ETCカードを申し込む時には次のような書類が必要になります。

  • 法人の場合…履歴事項全部証明書(写し可)
    (発行6ヶ月以内のもの)
  • 個人事業者の場合…所得税確定申告書(写し)
    (個人事業を始めたばかりの方は開業届、取引先との契約書、領収書など)
  • 車検証(写し)
  • ETC車載器セットアップ証明書(写し)

申込時に必要書類が多いのはクレジット機能なし法人用ETCカードのデメリットではありますが、面倒な作業は最初の1回だけ。この面倒な作業さえ乗り越えれば、この後解説するメリットを受けることができるのです。

3つのメリット

クレジット機能なし法人用ETCカードのメリットは次の3つ。

  • 新設会社や個人事業主でも作りやすい
  • ETCの割引制度を利用できる
  • 従業員に渡しても安心

新設会社や個人事業主でも作りやすい

クレジット機能なし法人用ETCカードの最大のメリットは新設会社や個人事業主でも作りやすいこと。その理由はクレジット機能がないからです。

クレジット機能が有るとクレジットカード会社のクレジット審査があります。新設会社や公人事業主はクレジット審査に落ちてしまうことがあります。理由としてクレジット会社が、会社設立から3年以上、決算内容が良くないと、カードを発行してくれないからです。

ですから、新設会社や個人事業主にとってクレジット審査気にしなくて良いことは、クレジット機能なし法人用ETCカードの最大のメリットと言えるのです。

ETCの割引制度を利用できる

クレジット機能なし法人用ETCカードでも、首都や阪神高速で最大20%の割引や、休日・深夜の最大30%割引や平日朝夕割引で最大50%割引などのETCの割引制度を利用できます。

高速料金を現金で支払った場合はETCの割引制度を利用でません。クレジット機能なし法人用ETCカードのデメリットの1つに必要経費が高いことがありますが、ETCの割引制度を上手に利用すれば必要経費を回収することは十分可能でしょう。

従業員に渡しても安心

クレジット機能付きETCカードを従業員に渡すと問題になるのが、クレジットカードの不正利用。従業員がクレジットカードを勝手に使ってしまった、なんてことはよく聞く話です。

その点、クレジット機能なし法人用ETCカードは不正使用の心配がありません。

また、従業員に高速料金を現金で先払いしてしまうと勝手に使い込んでしまうこともあります。こうなってしまうと従業員に現金を渡すこともできなくなってしまいます。

クレジットカードの不正使用がなく現金を渡す必要もなのは、クレジット機能なし法人用ETCカードメリットといえます。

クレジット機能なし法人用ETCカードがおすすめな人

クレジット機能なし法人用ETCカードがおすすめな人は次のような人たち。

  • 新設会社や個人事業主
  • クレジットカード不正利用でトラブルに巻き込まれたくない人
  • 会計処理を簡単にしたい人
  • 柔軟に利用できる法人用ETCカードが欲しい人

なぜおすすめできるか、それぞれ詳しく解説しましょう。

新設会社や個人事業主

新設会社や個人事業主はクレジット機能なし法人用ETCカードがおすすめ。

個人がクレジットカードを作る時には、クレジットカード会社の審査があります。法人や個人事業主が法人用クレジットカードを作るときも、もちろんクレジットカード会社の審査がありますが、新設会社や公人事業主はクレジット審査に落ちてしまうことがあります。理由としてクレジット会社が、会社設立から3年以上、決算内容が良くないと、カードを発行してくれないからです。

しかし、クレジット機能なし法人用ETCカードを作る時にはクレジットカード会社の審査気にする必要はありません。つまり、クレジットカード会社の審査で落ちることがないのです。

ですから、新設会社や個人事業主はクレジット機能なし法人用ETCカードをおすすめできるのです。

クレジットカード不正利用でトラブルに巻き込まれたくない人

クレジットカード不正利用でトラブルに巻き込まれたくない人はクレジット機能なし法人用ETCカードがおすすめ。

クレジット機能付きETCカードを従業員に渡すと問題になるのが、クレジットカードの不正利用。従業員がクレジットカードを勝手に使ってしまった、なんてことはよく聞く話です。

クレジットカードを勝手に使われてしまったが、後の処理がとても大変。

ですから、クレジットカード不正利用でトラブルに巻き込まれたくない人にはクレジット機能なし法人用ETCカードがおすすめなのです。

会計処理を簡単にしたい人

会計処理を簡単にしたい人にクレジット機能なし法人用ETCカードがおすすめ。

高速料金を現金払いにすると、従業員に建て替えてもらった高速料金を払ったりと会計処理が複雑になります。それに、従業員が領収書をなくしてしまい、会計処理がさらに面倒なことになってしまうこともあります。また、従業員が個人で使っているETCカードで高速道路を使っても、その後に経費精算の会計処理が発生します。

ですから、会計処理を簡単にしたい人にはクレジット機能なし法人用ETCカードがおすすめなのです。

柔軟に利用できる法人用ETCカードが欲しい人

柔軟に利用できる法人用ETCカードが欲しい人はクレジット機能なし法人用ETCカードがおすすめ。

クレジット機能無しの法人用ETCカードの中に、レンタカーやカーシェア、個人所有の車のETC車載器でも利用できるカードがあります。

  • 高速道路は滅多に使わないけれど、いざという時のために持っておきたい
  • 従業員が臨機応変に自分の車やカーシェアを利用したい

このように、柔軟に利用できる法人用ETCカードが欲しい人にはクレジット機能なし法人用ETCカードがおすすめなのです。

3種類のクレジット機能なし法人用ETCカードの違いとデメリット・メリット

クレジット機能なし法人用ETCカードは次の3種類があります。

  • 法人ETCカード
  • ETCコーポレートカード
  • ETC法人カード

それぞれ特徴とデメリット・メリットがありますので詳しく解説します。

「法人ETCカード」は高速情報協同組合が発行するETCカード

「法人ETCカード」は法人や個人事業主向けに高速情報協同組合が発行するETCカード。クレジット審査を気にする必要がないため、新設会社や、個人事業主に最適です。

「法人ETCカード」のデメリット

東京・大阪の区間ではETCマイレージサービスを利用できない
(10%還元を受けられない)

「法人ETCカード」のメリット

車両の限定がなく、レンタカーやカーシェア車両でも利用可能

1台の申し込みで最大4枚のカードを発行できる

「ETCコーポレートカード」は東/中/西日本高速道路株式会社が発行するETCカード

「ETCコーポレートカード」は東/中/西日本高速道路株式会社が発行するETCカード。各地域で複数の事業協同組合が窓口となって申込みを受け付けています。

「ETCコーポレートカード」最大の特徴は「大口・多頻度割引」。この制度により月間利用額が多ければ最大で40%の割引になります。

ただし、月間利用額が5,000円以下だと割引率はほぼ0%。そのため、個人事業主や小規模の法人にはあまり向いていません。

「ETCコーポレートカード」のデメリット

利用が少ないと各種割引の割引がほぼ0%となってしまう

登録車両1台につきETCカード1枚が割り当てなので、レンタカー利用や車両間でカードの貸し借りが出来ない

車両が多くなるほど割り当てカードも増えるので、車両の入れ替えや廃車、カード紛失時などに手続きが煩雑になる

「ETCコーポレートカード」のメリット

「大口・多頻度割引」により、利用頻度や利用金額が高ければ高いほど割引率がアップ

「車両単位割引」により、月の利用金額に応じて割引率がアップ

「契約者単位割引」により、道路によっては月間利用額が多い法人に対する割引制度がある

「ETC法人カード」は全国異業種協同組合連合会が発行するETCカード

「ETC法人カード」は、全国異業種協同組合連合会が発行するETCカード。各地の加盟組合を通じて申し込むことができます。

ETCカードの申込みで車両登録が必要ないため、法人の社用車だけでなく、カーシェアやレンタカー、従業員の個人所有車などにもETCカードを使えるのが特徴です。

「ETC法人カード」のデメリット

ETCマイレージサービス対象外の道路の利用ではおとくな還元が受けられない

「ETC法人カード」のメリット

車両を限定せずレンタカーやカーシェア、個人所有の車でも利用できる

休日・深夜の最大30%割引や平日朝夕割引で最大50%割引などのETCの割引制度を利用できる

おすすめ5選!クレジット機能なしの法人ETCカード

おすすめするクレジット機能なし法人ETCカードは、おすすめ順に次のとおり。

  • No.1 法人ETCカード(セディナカード)
  • No.2 法人ETCカード(ETC協同組合)
  • No..3 法人ETCカード(ブラックカード)
  • No.4 法人ETCカード(UCカード)
  • No.5 法人ETCカード(コーポレートカード)

この後、それぞれのカードを詳しくお伝えします。

No.1 法人ETCカード(セディナカード)

カード名法人ETCカード(セディナカード)
ETCマイレージサービス 
休日・夜間割引最大30%
 
平日朝夕最大50%還元 
事務手数料走行料金に対し8%
取扱手数料550円/1枚(年1回)
カード発行手数料550円/1枚
組合出資金10,000円(退会時には返還)
請求書発行タイミング月末締め、翌月20日頃請求書発行
口座振替タイミング月末締め、口座振替は翌々月8日

法人ETCカード(セディナカード)は、今回ご紹介する5つのクレジット機能なし法人用ETCカードの中で唯一マイレージサービスが利用できるETCカード。

  1. マイレージサービスが利用できる
  2. 日・夜間割引最大30%
  3. 平日朝夕最大50%還元
  4. 登録車両1台につき最大4枚までETCカード発行可能
  5. 車両限定はなく、レンタカーやカーシェアなどでの利用も可能

以上5つの理由から、おすすめ度No1法人ETCカード(セディナカード)です。

No.2 ETC法人カード(UCカード)

カード名ETC法人カード(UCカード)
ETCマイレージサービス 
休日・夜間割引最大30%
 
平日朝夕最大50%還元 
事務手数料走行料金に対し5%
取扱手数料880円/1枚(年1回)
カード発行手数料880円/1枚
組合出資金10,000円(退会時には返還)
請求書発行タイミング月末締め、翌月20日頃請求書発行
口座振替タイミング月末締め、口座振替は翌々月5日

ETC法人カード(UCカード)は、法人・個人事業主への発行率No.1のETCカード。

クレジットカードの審査で悩んでいらっしゃる新設法人や個人事業主の方におすすめできるクレジット機能なし法人用ETCカードです。

No.3 法人ETCカード(ブラックカード)

カード名法人ETCカード(ブラックカード)
ETCマイレージサービス 
休日・夜間割引最大30% 
平日朝夕最大50%還元 
事務手数料走行料金に対し5%
取扱手数料550円/1枚(年1回)
カード発行手数料550円/1枚
組合出資金10,000円(退会時には返還)
請求書発行タイミング月末締め、翌月20日頃請求書発行
口座振替タイミング月末締め、口座振替は翌々月8日

法人ETCカード(ブラックカード)は、発行カード会社がセディナカードとなっていますが、クレジット機能はなし。

  • 休日・夜間割引最大30%
  • 車両限定はなく、レンタカーやカーシェアなどでの利用も可能

以上の理由で、おすすめ度No.3は法人ETCカード(ブラックカード)です。

No.4 法人ETCカード(UCカード)

カード名法人ETCカード(UCカード)
ETCマイレージサービス 
休日・夜間割引最大30% 
平日朝夕最大50%還元 
事務手数料走行料金に対し5%
取扱手数料550円/1枚(年1回)
カード発行手数料550円/1枚
組合出資金10,000円(退会時には返還)
請求書発行タイミング月末締め、翌月20日頃請求書発行
口座振替タイミング月末締め、口座振替は翌々月6日

法人ETCカード(UCカード)は、発行カード会社がUCカードとなっていますが、クレジット機能はなし。

  • 休日・夜間割引最大30%
  • 車両限定はなく、レンタカーやカーシェアなどでの利用も可能

内容は法人ETCカード(ブラックカード)と同等なので、カードのブランドで法人ETCカード(UCカード)を選ぶのもいいでしょう。

No.5 法人ETCカード(コーポレートカード)

カード名法人ETCカード(コーポレートカード)
ETCマイレージサービス 
休日・夜間割引最大30% 
平日朝夕最大50%還元 
事務手数料無料
取扱手数料692円/1枚(年1回)
カード発行手数料692円/1枚
組合出資金10,000円(退会時には返還)
請求書発行タイミング月末締め、翌月20日頃請求書発行
口座振替タイミング月末締め、口座振替は翌々月8日

法人ETCカード(コーポレートカード)は、月間の利用料金に応じて大口・多頻度割引制度が利用できるETCカード。

  • 首都や阪神高速においても最大20%の割引
  • 日・夜間割引最大30%
  • 平日朝夕最大50%還元

法人ETCカード(コーポレートカード)には、上の3つのメリットがありますが、カードが利用できる車両は登録車両に限られ、1台の登録車両につきコーポレートカード1枚しか割り当てることができないデメリットがあります。

車両数が多い法人個人事業主にとってメリットが大きいのが法人ETCカード(コーポレートカード)です。

まとめ:おすすめ5選!クレジット機能なしの法人ETCカード

この記事では、クレジット機能なし法人用ETCカードについて解説し、メリット・デメリットもご紹介しました。

事業を始めたばかりの法人や個人事業主の方はクレジットカード審査が通りにくいといった事実があります。そのため、クレジット機能無し法人用ETCカードを利用して事業経費の節約や会計処理の簡略化につなげてみてはいかがでしょうか。

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