ETCカードを作りたいけど、クレジットカードの審査に悩んでいる法人や個人事業主の方もいらっしゃるのでは?

そこでおすすめなのが、クレジット機能なし法人ETCカードです。

クレジット機能なし法人ETCカードにはクレジットの審査がありません。そのため、クレジットカードの審査に悩んでいる方でもETCカードを持ちやすいといった特徴があります。

その他にも、法人ETCカードの主なメリットは次の3つのメリット

法人ETCカード 3つのメリット
  1. 高速料金が割引になる(深夜・休日割引など)
  2. 高速料金を現金で払わなくていい
  3. 高速料金は月末〆の翌月払い

ではこの後、クレジット機能なし法人ETCカードのメリットはもちろん、デメリットも詳しく解説します。

クレジットカードの審査に悩んでいる法人や個人事業主の方はこの続きをぜひご覧ください

また、最後におすすめの法人ETCカードを4つご紹介します。もちろん、特徴を詳しく解説していますので、法人ETCカード選びの参考にしてください。

法人ETCカードにはクレジット機能付きと無しがある

法人ETCカードにはクレジット機能付き機能なしの2種類あります。

まずは、クレジット機能付き機能なしではどのような違いがあるかを解説します。

クレジット機能付きETC法人ETCカード

個人がクレジットカードを作ると、付帯サービスでETCカードを申し込むことができます。それと同じイメージで、法人用クレジットカードを作った場合も付帯サービスでETCカードを申し込むことができます。

皆さんが個人で使っているETCカードの法人版と思っていただければ分かりやすでしょう。

クレジット機能なし法人ETCカード

クレジット機能なし法人ETCカードは、ETC機能しかないカード。

ETC専用なので買い物などで使うことはできません。

クレジット機能なし法人ETCカードの4つのデメリットと3つのメリット

クレジット機能なし法人ETCカードには、次の4つのデメリットと3つのメリットがあります。

4つのデメリット

  1. 必要経費が高い
  2. ETCマイレージサービスを利用できないものがある
  3. クレジットカードのポイントがつかない
  4. 申込時に必要書類が多い

3つのメリット

  1. 高速料金が割引になる(深夜・休日割引など)
  2. 高速料金を現金で払わなくていい
  3. 高速料金は月末〆の翌月払い

それぞれ詳しく解説しましょう。

クレジット機能なし法人ETCカード 4つのデメリット

クレジット機能なし法人ETCカードのデメリットは次の4つ。

  1. 必要経費が高い
  2. ETCマイレージサービスを利用できないものがある
  3. クレジットカードのポイントがつかない
  4. 申込時に必要書類が多い

必要経費が高い

クレジット機能なし法人ETCカードには次の必要経費が発生します。

  • 出資金:10,000円(退会時には返金)
  • カード発行手数料:550~880円/1枚
  • 取扱手数料:880円/1枚(年1回)
  • 事務手数料:走行料金に対し 2~8%

この必要経費が最大のデメリットと言えます。

ただし、必要経費は確定申告で事業経費として計上できるので、税金面で有利だと言えます。

ETCマイレージサービスを利用できないものもある

ETCマイレージサービスは、高速道路等の通行料金の支払い額に応じてポイントが貯まるシステム。

貯まったポイントは還元額(無料通行分)と交換できるきるオトクなサービスです。

しかし、クレジット機能なし法人ETCカードの中にはETCマイレージサービスを利用できないものがあるので、注意が必要です。

クレジットカード利用のポイントがつかない

クレジット機能なし法人ETCカードはクレジット機能がないので、ETCを利用してもクレジットカード会社からもらえるポイントがつきません

クレジット機能付きETCカードであれば支払った通行料に対して1%前後のポイントをもらえます。しかし、クレジット機能なし法人ETCカードはこのポイントをもらません。

申込時に必要書類が多い

クレジット機能なし法人ETCカードを申し込む時には、次のような書類が必要になります。

  • 法人の場合…履歴事項全部証明書(写し可)
    (発行6ヶ月以内のもの)
  • 個人事業者の場合…所得税確定申告書(写し)
    (個人事業を始めたばかりの方は開業届、取引先との契約書、領収書など)
  • 車検証(写し)
  • ETC車載器セットアップ証明書(写し)

申込時に必要書類が多いのはクレジット機能なし法人ETCカードのデメリットです。

しかし、面倒な作業は最初の1回だけ。この面倒な作業さえ乗り越えれば、この後解説するメリットを受けることができるのです。

個人事業者には誰でもなれる!

個人事業者には誰でもなれます。
※未成年者(18歳未満)も個人事業者になれますが、民法上の制限があります。

個人事業者になるのはとても簡単。近くの税務署に『開業届書』を提出するだけ。もちろん、無料です。

開業届出書

開業届出書は税務署でもらうこともできますし、国税庁のHPからダウンロードすることもできます。

個人事業の開業・廃業届出書

近くの税務署は国税庁のHPから簡単に検索可能。

税務署の所在地などを知りたい方

開業届書』の書き方は税務署で教えてもらえますが次の4つは事前に考えていたほうがスムーズに届け出が終わります。

  • 納税地:事務所は自宅でOK
  • 職業:ウーバーイーツやAmazonの配送パートナーなら運送業など
  • 屋号:基本、何でもOK
  • 事業の概要:委託による荷物の配送など

クレジット機能なし法人ETCカード 3つのメリット

クレジット機能なし法人ETCカードのメリットは次の3つ。

法人ETCカード 3つのメリット
  1. 高速料金が割引になる(深夜・休日割引など)
  2. 高速料金を現金で払わなくていい
  3. 高速料金は月末〆の翌月払い

高速料金が割引になる(深夜・休日割引など)

クレジット機能なし法人ETCカードでも一般的なETCカードと同様、深夜・休日割引などの割引を利用可能

現金で払うより、ずぶんおとくに高速を利用できます

  • 平日朝夕割引:最大50%割引
  • 深夜割引:最大30%割引
  • 休日割引:最大30%割引

高速料金を現金で払わなくていい

クレジット機能なし法人ETCカードでも一般的なETCカードと同様、料金所で現金を払う必要はありません。

現金が必要ないので

  • 手元に現金がなくても高速を利用できる
  • 業員に現金を渡さなくていい

特に、従業員に現金を渡さなくていいので

  • 現金を準備する手間が省ける
  • 従業員との金銭トラブルを避けられる

といったこともあります。

特に、従業員との金銭トラブルを避けられることは経営者にとって大きなメリットと言えるでしょう。

高速料金は月末〆の翌月払い

クレジット機能なし法人ETCカードは、月末〆の翌月払い。銀行口座からの引き落としになります。

翌月払いなので、高速を使った月の売り上げから高速料金を払うことができます

資金に余裕がない時などは、とてもありがたいですね。

クレジット機能なし法人ETCカードがおすすめな人

クレジット機能なし法人ETCカードがおすすめな人は次のような人たち。

  1. クレジットカードの審査に悩んでいる会社や個人事業主
  2. 従業員との金銭トラブルに巻き込まれたくない経営者
  3. 高速料金を翌月まとめて払いたい人

おすすめの理由をそれぞれ詳しく解説しましょう。

クレジットカードの審査に悩んでいる会社や個人事業主

クレジットカードの審査に悩んでいる会社や個人事業主にクレジット機能なし法人ETCカードはおすすめです。

なぜなら、カード会社のクレジット審査がないからです。

過去にクレジットカードを停止されてしまった会社や個人事業主はもちろん、次のような方にもおすすめです。

  • 作ったばかりの法人
  • 業績を評価されにくい個人事業主

クレジット機能なし法人ETCカードを作る時にはクレジットカード会社の審査を気にする必要はありません

つまり、クレジットカード会社の審査で落ちることがないのです。

従業員との金銭トラブルに巻き込まれたくない経営者

会社の経営者として避けたいのが、従業員との金銭トラブル。

従業員に高速料金を現金で渡すのはトラブルのもと。金銭トラブルを避けるには、現金を渡す必要がないクレジット機能なし法人ETCカードが最適です。

また、ETCカードも不正利用されるのでは?と思う方もいらっしゃるでしょう。

ETCカードの利用履歴はスマホで簡単に確認することができます。利用履歴の確認方法は次の記事を参考にしてください。

高速料金を翌月まとめて払いたい人

  • 高速を使うたびに高速代を払うのはとても面倒
  • 売り上げが立った翌月に高速代を払いたい

そんな方にクレジット機能なし法人ETCカードはおすすめです。

高速料金を翌月まとめて払えるクレジット機能なし法人ETCカードは、売り上げの少ない会社や個人事業主におすすめなのはもちろん、現金を手元に残しておきたい時などにとても便利でしょう。

ではこの後、おすすめの法人ETCカードを5つご紹介します。もちろん、5つのカードの特徴を詳しく解説していますので、法人ETCカード選びの参考にしてください。

おすすめ4選!クレジット機能なし法人ETCカード

おすすめするクレジット機能なし法人ETCカードは、おすすめ順に次のとおり。

  • No.1 UCカード(高速情報協同組合)
  • No.2 UCカード(ETC協同組合)
  • No..3 セディナブラックカード(高速情報協同組合)
  • No.4 ETCコーポレートカード(関東通信事業協同組合)

この後、それぞれのカードを詳しくお伝えします。

No.1 UCカード(高速情報協同組合)

カード名UCカード(高速情報協同組合)
ETCマイレージ還元 
休日・夜間割引最大30% 
平日朝夕最大50%還元 
事務手数料走行料金に対し8%
取扱手数料550円/1枚(年1回)
カード発行手数料550円/1枚
組合出資金10,000円(退会時には返還)
請求書発行タイミング月末締め、翌月20日頃請求書発行
口座振替タイミング月末締め、口座振替は翌々月

UCカード(高速情報協同組合)は、発行カード会社がUCカードとなっていますが、クレジット機能はありません。

UCカード(高速情報協同組合)のデメリットは、走行手数料が8%高めなこと。

一方、クレジット機能がないため、クレジットカードの審査に悩んでいても審査に通るケースが多いメリットも。

もちろん、NEXCO高速道路の時間帯割引も利用可能。

  • 平日朝夕割引最大50%
  • 休日・夜間割引最大30%
  • 車両限定はなく、レンタカーやカーシェアなどでの利用も可能
こんな方におすすめ

起業・独立したての方(新設法人・個人事業主) 通常のクレジットカード審査では「設立3年以上」などの実績が求められることが多いですが、ここは「設立1ヶ月目」でも発行可能です。

クレジットカードの審査に落ちてしまった方 クレジット機能が一切ない「ETC専用カード」のため、過去の信用情報(を理由に断られた経験がある方でも、事業実態があれば99%に近い確率で発行されると言われています。

従業員にカードを持たせたいが、不正利用が心配な方 クレジット機能がないため、高速道路の料金支払い以外(買い物など)には一切使えません。管理上のリスクを最小限に抑えられます。

No.2 UCカード(ETC協同組合)

カード名UCカード(ETC協同組合)
ETCマイレージ還元 
休日・夜間割引最大30%
 
平日朝夕最大50%還元
事務手数料走行料金に対し8%
取扱手数料880円/1枚(年1回)
カード発行手数料880円/1枚
組合出資金10,000円(退会時には返還)
請求書発行タイミング月末締め、翌月20日頃請求書発行
口座振替タイミング月末締め、口座振替は翌々月

UCカード(ETC協同組合)は、法人個人事業主への発行率No.1のETCカード。

ETC協同組合は、ETCカードだけでなく法人用ガソリンカード(エネオスや出光など)の発行にも非常に積極的なのが特徴。

新設法人だとガソリンカードの審査も通りにくいことが多いため、両方を一気に揃えたい場合に最適です。

こんな方におすすめ

起業したてで、ガソリンカードもセットで欲しい人 新設法人だとガソリンカードの審査も通りにくいことが多いため、両方を一気に揃えたい場合に最適です。

とにかくWebでサクッと手続きを済ませたい人 申し込みフォームが非常に使いやすく、必要書類のやり取りもスムーズです。「最短10日」というスピード発行を強みにしており、急ぎでカードが必要な人に向いています。

No.3 セディナブラックカード(高速情報協同組合)

カード名セディナブラックカード(高速情報協同組合)
ETCマイレージ還元 
休日・夜間割引最大30% 
平日朝夕最大50%還元 
事務手数料走行料金に対し8%
取扱手数料550円/1枚(年1回)
カード発行手数料550円/1枚
組合出資金10,000円(退会時には返還)
請求書発行タイミング月末締め、翌月20日頃請求書発行
口座振替タイミング月末締め、口座振替は翌々月8日

セディナブラックカード(高速情報協同組合)は、発行カード会社がセディナカードとなっていますが、クレジット機能はありません。

また、先にご紹介した高速情報協同組合が発行するUCカードと、サービス内容は同じ。

ブラックカードでラグジュアリー感を出したい人におすすめです。

こんな方におすすめ

起業・独立したての方(新設法人・個人事業主) 通常のクレジットカード審査では「設立3年以上」などの実績が求められることが多いですが、ここは「設立1ヶ月目」でも発行可能です。

クレジットカードの審査に落ちてしまった方 クレジット機能が一切ない「ETC専用カード」のため、過去の信用情報(を理由に断られた経験がある方でも、事業実態があれば99%に近い確率で発行されると言われています。

従業員にカードを持たせたいが、不正利用が心配な方 クレジット機能がないため、高速道路の料金支払い以外(買い物など)には一切使えません。管理上のリスクを最小限に抑えられます。

No.4 ETCコーポレートカード(関東通信事業協同組合)

カード名ETCコーポレートカード(関東通信事業協同組合)
ETCマイレージサービス 
休日・夜間割引最大30% 
平日朝夕最大50%還元 
事務手数料2%〜3% 程度(プランや利用状況による)
取扱手数料500円/月
カード発行手数料692円/1枚
組合出資金10,000円(退会時には返還)
請求書発行タイミング月末締め、翌月20日頃請求書発行
口座振替タイミング月末締め、口座振替は翌々月8日

ETCコーポレートカード(関東通信事業協同組合)のデメリットは次の2つ。

  1. カードと車両が1対1で登録されるため、登録した車両以外(レンタカーや代車、私用車)では一切使えない
  2. 利用額や支払い能力の判断によっては、月間利用見込額の数ヶ月分を保証金として預けるよう求められるケースあり

上のデメリットを飲み込めるのであれば、ETCコーポレートカード(関東通信事業協同組合)は、月間の高速道路利用が一車両あたり30,000円以上、また、首都高・阪神高速のご利用が多い企業におすすめ

もちろん、NEXCO高速道路の時間帯割引も利用できます。

  • 平日朝夕最大50%還元
  • 休日割引最大30%
  • 深夜割引最大30%
向いているのはこんな方
  • 1台あたりの高速代が月3万円を超える(または超えそう)
  • とにかく手数料を安く抑えたい(8%も取られたくない)
  • 設立1年未満だが、仕事で毎日高速を使う

車両が多い法人・個人事業主に!

まとめ:おすすめ4選!クレジット機能なしの法人ETCカード

この記事では、クレジット機能なし法人ETCカードについて解説し、メリット・デメリットもご紹介しました。

事業を始めたばかりの法人や個人事業主の方はクレジットカード審査が通りにくいといった事実があります。そのため、クレジット機能無し法人ETCカードを利用して事業経費の節約や会計処理の簡略化につなげてみてはいかがでしょうか。