2度の世界チャンピオンであるトヨタのカッレ・ロバンペラ選手がスーパーフォーミュラに参戦することになったり、ヒョンデの主力ドライバーオィット・タナック選手がラリーのフルタイム参戦から離脱したりと、さみしい話題の多い2026年のWRC。

その一方、あのペター・ソルベルグの息子オリバー・ソルベルグ選手がトヨタからRally1に昇格したり、エサペッカ・ラッピ選手がヒョンデの3rdカーシェア参戦ではありますが久しぶりにWRCに復帰したりと嬉しい話題もある2026年のWRC。

そんな2026年のWRCを楽しみに待っている方も多いことでしょう。

2026年のWRCを放送・配信するメディアの正式発表は2025年12月時点で、残念ながらありません。

ちなみに、2025年は次の3つのメディアで放送・配信されました。

  • ABEMA
  • Rally.TV(旧WRC+)
  • J SPORTS

ではこの後、2026年のWRCはどこで見るのがオススメか、2025年を元にお伝えします。

2026年のWRCは3箇所で放送・配信されるかも

残念ながら、2026年シーズンのWRCを放送・配信するメディアの正式発表はされていません。おそらく2025年と同じメディアが放送・配信されるとは思うのですが・・・。

2025年シーズンのWRCを放送・配信したのは次の3つでした。

  • ABEMA
  • Rally.TV(旧WRC+)
  • J SPORTS

では、この3つのメディアでどこがおすすめか、このあとお伝えします。

WRCを見るならどこがおすすめ?

2026年シーズンのWRCを放送・配信するメディアの正式発表はされていませので、2025年を元にすると、オススメは次の通り。

  • 気軽に無料で楽しみたいなら:ABEMA
  • 全戦・全SSをしっかり観たいなら:Rally.TV
  • 全戦しっかり観つつ他のモータースポーツも楽しみたいなら:J SPORTS

気軽に無料で楽しみたいなら:ABEMA

気軽に無料で楽しみたいなら、断然 ABEMA。

全戦2つのステージを無料放送。1つのステージの放送時間は約2時間なので、WRCの雰囲気を味わうには十分でしょう。

もちろん、見逃し配信あり。見逃し配信は1年を通して視聴可能なのもうれしいところです。

ただし、ABEMAでは毎戦15~20ステージ(SS)あるうちの2ステージしか見ることができません。コアなファンには物足りなく感じてしまうかも。それに、途中にコマーシャルが入ってしまうのは、無料配信ならでは。

もし、ABEMAを広告無しで視聴したいなら、有料プランのABEMAプレミアがおすすめ。

広告無しで視聴可能なのはもちろん、追っかけ再生や番組をダウンロードして、オフライン(インターネット接続がない状態)でも再生できます。それに、2つの端末で同時に別々の番組を視聴できるため、ご家族などとアカウントを共有も可能に。

ABEMAの有料プランには、「ABEMAプレミアム」と「広告つきABEMAプレミアム」の2種類があり、主な違いは料金利用できる機能です。

どちらのプランも、無料版ABEMAでは見られないプレミアム限定コンテンツ(約4万エピソード以上)は視聴できます

大きな違いを以下の表にまとめました。

項目ABEMAプレミアム広告つき
ABEMAプレミアム
月額料金
(税込)
1,080円580円
動画視聴時の広告なし
(スキップ可能)
あり
(無料版と同様に表示)
追っかけ再生可能不可
ダウンロード機能可能不可
同時視聴最大2台まで可能不可(1台のみ)
見逃しコメント可能不可

プラン選びのポイントは次の通り。

プランおすすめする方
ABEMAプレミアム* 広告なしでストレスなく視聴したい方。
* リアルタイム放送を途中から最初に戻して見たい方(追っかけ再生)。
* 外出先で通信量を気にせず見たいので、ダウンロード機能が必要な方。
* 家族などで複数端末での同時視聴をしたい方。
広告つき
ABEMAプレミアム
* とにかく安くプレミアム限定コンテンツを見たい方。
* 広告が入っても、追っかけ再生などの機能制限があっても気にしない方。

\ 広告なしでいつでも見放題 /

全戦・全SSをしっかり観たいなら:Rally.TV

Rally.TVは24時間年中無休のラリーチャンネル。450時間以上のライブコンテンツに年間20回以上のライブイベントを開催。ライブイベントは一時停止、巻き戻し、再視聴可能。

Rally.TVのサブスクリプションで、FIA世界ラリー選手権(WRC)の他にFIA欧州ラリー選手権(ERC)も視聴可能。すべてのステージをライブおよびオンデマンドで視聴できます。

ただ、残念なことにRALLY.TVは、英語での実況解説。英語が苦手な方には敷居が高く感じるかも。

それに視聴料は強気の設定ですが、その分、WRCを十分楽しめるコンテンツが用意されています。参考に視聴料をお伝えします。

  • 年間パス:14,000円/年
  • 年間パス(月払い):1,170円/月(最初の3ヶ月は585円/月)
  • 月間パス:1,500円/月

全戦しっかり観つつ他のモータースポーツも楽しみたいなら:J SPORTS

J SPORTSではWRCを全戦配信。配信内容は、毎戦3つのSSをライブ配信に加え1時間にまとめたプレビューとレビュー。

もちろん、3つのSSとプレビュー、レビューは見逃し配信されます。見逃し配信の期間は2ヶ月ほど。

WRCの他にモータースポーツを配信しているのはJ SPORTSのいいところ。

4輪であれば

  • ダカールラリー
  • WEC(FIA世界耐久選手権)
  • SUPER GT
  • スーパーフォーミュラ

など

2輪は

  • SBK(スーパーバイク世界選手権)
  • WSS(スーパー スポーツ 選手権)
  • EWC(FIM 世界耐久選手権)

などを配信。

1月のダカールラリーに始まり、11月末のWRC最終戦まで、ほぼ1年を通してモータースポーツを楽しめるのはJ SPORTSの魅力でしょう。

2026年シーズン WRC年間カレンダー

2026年のWRCは全14戦。カレンダーは次の通り。

Round開催日イベント名開催国
第1戦1月22日〜25日ラリー・モンテカルロ
(Rallye Monte-Carlo)
モナコ
第2戦2月12日〜15日ラリースウェーデン
(Rally Sweden)
スウェーデン
第3戦3月12日〜15日サファリ・ラリー・ケニア
(Safari Rally Kenya)
ケニア
第4戦4月9日〜12日クロアチア・ラリー
(Croatia Rally)
クロアチア
第5戦4月23日〜26日ラリー・イスラス・カナリアス
(Rally Islas Canarias)
スペイン
第6戦5月7日〜10日ラリー・ポルトガル
(Vodafone Rally de Portugal)
ポルトガル
第7戦5月28日〜31日ラリージャパン
(Rally Japan)
日本
(愛知・岐阜)
第8戦6月25日〜28日アクロポリス・ラリー
(EKO Acropolis Rally Greece)
ギリシャ
第9戦7月16日〜19日ラリー・エストニア
(Rally Estonia)
エストニア
第10戦7月30日〜8月2日ラリー・フィンランド
(Secto Rally Finland)
フィンランド
第11戦8月27日〜30日ラリー・パラグアイ
(Ueno Rally del Paraguay)
パラグアイ
第12戦9月10日〜13日ラリー・チリ
(Rally Chile Bio Bío)
チリ
第13戦10月1日〜4日ラリー・イタリア・サルディニア
(Rally Italia Sardegna)
イタリア
第14戦11月11日〜14日ラリー・サウジアラビア
(Rally Saudi Arabia)
サウジアラビア

J SPORTSの3通りの視聴方法の特徴と視聴料を解説

J SPORTSの視聴方法は3通り。わたしがJ SPORTSを視聴しようとしたとき、どれを選んでいいか悩んでしまいました。そこで、みなさんが迷わないように、J SPORTSの3通りの視聴方法の特徴と視聴料を解説しましょう。

J SPORTSは、『J SPORTS(総合)』、『J SPORTSオンデマンド』、さらにAmazonのプライム会員(有料会員)向けの『J SPORTS Prime Video 追加サブスクリプション』と3つの視聴方法があります。

J SPORTS(総合)に”(総合)”と付けていますが、付けないのが正式だと思います。しかしながら「J SPORTSオンデマンド」、「J SPORTS Prime Video 追加サブスクリプション」と分かりやすくするため、あえてつけさせていただきますのでご了承ください。

J SPORTSより

3つの試聴方法の主な特徴をまとめてみましたので、まずはご覧ください。



J SPORTS
(総合)


J SPORTS
オンデマンド


J SPORTS Prime Video 追加サブスクリプションチャンネル
放送・配信方法放送

CS(スカパー!)
CATV(J:COM TV)
光回線(auひかりTV)
光回線(ひかりTV)
配信

オンデマンド
配信

オンデマンド
録画可能不可不可
視聴デバイステレビスマホ
タブレット
PC
テレビ※
スマホ
タブレット
PC
テレビ※
メリット・テレビで見ることができる

・録画が可能
・配信期間中はいつでも見ることができる

・ネット環境があればスマホなどで見ることができる
・配信期間中はいつでも見ることができる

・ネット環境があればスマホなどで見ることができる
デメリットスカパー!(CS)
J:COM TV(CATV)
auひかり(光回線)
ドコモ光(光回線)
のいずれかと契約が必要
・テレビで見るには
Fire TV/Fire TV Stick
Google Chromecast 
Apple TV
Android TV
のいずれかが必要
・AmazonのPrime会員
(有料会員)専用

・テレビで見るには
Fire TV/Fire TV Stick
Google Chromecast 
Apple TV
Android TV
が必要
視聴料2,514円/月(税込)
※視聴料の他に、放送サービスへの利用料が必要
2,580円/月(税込)2,840円/月(税込)

この後、3つの試聴方法でどんな特徴があるか、詳しく解説します。

J SPORTS(総合)を見るには放送サービスと契約が必要

J SPORTS(総合)を見るには次の4つの放送サービスのどれかと契約しなければなりません。

スカパー!放送衛星(CS)による多チャンネル方法サービス。

J:COM TVはJCOM株式会社が提供するケーブルテレビ

ひかりTVはNTTドコモが提供する光回線を使った動画ストリーミングサービス。

auひかり テレビサービスはKDDI(au)が提供する光回線auひかり」に付随するテレビサービス。

視聴料はそれぞれ次のようになります。


スカパー!


J:COM TV

ひかりTV

auひかり
テレビサービス

視聴料
(/月(税込))
2,944円6,074円5,814円2,179円
視聴料の
内訳
月額(税込)
スカパー!基本料
429円

J SPORTS視聴料
2,515円
専門チャンネルプラン
(基本料金)
2,750円

チューナーレンタル
550円

J SPORTS視聴料
2,514円
ジャンルパック(スポーツ)
※J SPORTS含む
1,628円

チューナーレンタル
550円
備考シン・スタンダードプラン
または
フレックスプラン
スカパー!へJ:COMへひかりTVへauひかりへ

J SPORTS(総合)でWRCを見ようとすると、最安値はauひかり テレビサービスになります。

しかし、auひかり テレビサービスはauひかりを利用していなければ、初期費用が48,950円必要。

J SPORTS(総合)は、すでにスカパー!J:COMドコモ光auひかりと契約している、もしくは、これから契約予定なら選択肢に入れてもいいかもしれませんね。

J SPORTSオンデマンドはネットで簡単視聴

J SPORTSオンデマンドWRCを見るメリットは、ネット環境さえ整っていればスマホやタブレット、パソコンで簡単に視聴できること。それに、配信期間中であれば、時間を気にせずいつでも視聴できること。

また、J SPORTS(総合)のようにアンテナ設置工事や光回線契約費用などの初期費用が不要。そのため、J SPORTSの3通りの視聴方法の中で最安値になる可能性が最も高いと言えます。

ただし、テレビの大画面で楽しむには次のようなデバイスが必要になるのはデメリットと言えるかもしれません。

しかし、これらのデバイスを購入したとしてもスカパー!J:COMドコモ光auひかりを契約するよりはずいぶん安くすむでしょう。

Fire TVを使ってJ SPORTSを見る方法は次の記事で紹介していますので、気になった方はチェックしてください。

オンデマンド見るなら年間総合パックがお得!!

総合年間パックは、全てのジャンルが見られる年間契約プラン。

JSPORTSより

総合年間パック」は特定スポーツだけ視聴可能な「ジャンルパック」(1ジャンル1,450〜2,580円/月)を12ヶ月契約するより4,160円お得

それに、「年間総合パック」はモータースポーツだけでなくサイクルロードレスや、野球、サッカー、ウインタースポーツなどトータル9ジャンルを視聴可能。

モータースポーツは1月のダカールラリーを皮切りに、11月にWRCが最終戦を迎えるので、ほぼ1年を通してレースがおこなれています。

そのため、1年間「モータースポーツパック」を契約するなら「年間総合パック」を選んだほうがお得になりますね。

どうせ1年間モータースポーツを見るなら総合年間パックで!

\ 総合年間パックは4,160円お得! /

JSPORTSより

J SPORTS Prime Video 追加サブスクリプションはAmazonのプライム会員専用

Prime VideoはAmazonのPrime会員(有料会員)向けの動画配信サービス。

Prime Videoの視聴料はPrime会員の会費に含まれていますが、Prime Videoとは別に有料で提供される動画コンテンツがあります。それが「Prime Video 追加サブスクリプション」です。

Prime Video 追加サブスクリプションは2025年10月現在で73チャンネル。J SPORTSもPrime Video 追加サブスクリプションの一つとして提供されています。

J SPORTSオンデマンドとの大きな違いは次の2つ。

  • AmazonのPrime会員でないと見ることができない
  • WRCだけでなく、J SPORTSが配信しているその他の番組を視聴することが出来る

AmazonのPrime会員(会費は年間5,900円、または月額600円(税込))の方は、2,178円/月でJ SPORTSオンデマンドの総合パック(2,640円/月)相当が視聴できるので、モータースポーツ以外のスポーツも見たい方にとってはお得な視聴方法と言えるでしょう。

ただし、J SPORTS Prime VideoチャンネルはJ SPORTSオンデマンドより配信数が少ないので、WRC以外にも観たい番組がある場合は注意が必要です。

J SPORTSより

まとめ:2026年のWRC どこで見られる?無料・有料放送・配信 視聴方法を徹底解説

2度の世界チャンピオンであるトヨタのカッレ・ロバンペラ選手がスーパーフォーミュラに参戦することになったり、ヒョンデの主力ドライバーオィット・タナック選手がラリーのフルタイム参戦から離脱したりと、さみしい話題の多い2026年のWRC。

その一方、あのペター・ソルベルグの息子オリバー・ソルベルグ選手がトヨタからRally1に昇格したり、エサペッカ・ラッピ選手がヒョンデの3rdカーシェア参戦ではありますが久しぶりにWRCに復帰したりと嬉しい話題もある2026年のWRC。

そんな2026年のWRCを存分に味わってください。

JSPORTSより