身長160㎝台で短足&チビのふくちゃんが、BMW R 12 nineT の足つき性を実車を使ってお伝えします。
R nineTの後継モデルとして2024年に発売されたR 12 nineT。BMWのHERITAGEラインにラインナップされ、伝統的なボクサーエンジンを堪能できるモデルです。
BMWのボクサーエンジンが放つ鼓動感は唯一無二。一度嵌ると抜け出せない悪魔的な魅力を持っています。かく言うわたしも、ボクサーエンジンの魅力に取りつかれた一人です。
足つき性については、結論から言いますと、股下が74cm(靴を履いた状態)のわたしの場合、指の付け根まで地面に届く、といった感じ。BMWの中では足つきの良いモデルと言えます。
ではこのあと写真を使ってBMW R 12 nineTの足つき性をお伝えします。また、1時間ほど試乗させていただきましたので、プチレビューもお伝えします。
BMW R 12 nineTが気になっている方は、続きを是非チェックしてください。
BMW R 12 nineT と ふくちゃんの基本スペックをご紹介
まずは、BMW R 12 nineTの基本スペックです。
- 車両重量:222kg
- シート高:795mm
- インナーレッグ曲線:1,765mm
続いて、ふくちゃんの基本スペックです。
- 身長:162cm
- 体重:56kg(Tシャツ+パンツのみ) 60kg(写真に写っているウエアーを着た状態 ただしシューズは除く)
- 股下:71cm(素足です)74cm(写真に写っているシューズを履いた状態)
- 体脂肪:約16%
- 太もも:ちょっと太め
BMW R 12 nineT の足つき写真〜いいんじゃない?足つき〜
では、身長160㎝台で短足&チビのふくちゃんが、BMW R 12 nineT にまたがったときの足つき写真をご覧ください。
正面から
両足

両足のアップ

片足

片足のアップ

横から
両足

片足

後ろから
両足

片足

【プチレビュー】BMW R 12 nineT
続けて、R 12 nineT に1時間ほど試乗させてもらいましたので、2022年モデルのR nineT Scramblerに乗っているわたしがプチレビューをしたいと思います。
2024年に発売されたR 12 nineT。一言でいうと、優等生。

低回転でのトルクが太くなり、海外車両にしては低速域の扱いがイージーになりました。高回転もスムーズで、イメージ的にはR1250GSの滑らかなボクサーエンジンのフィーリングに近づいた感じ。
ただしその分、ボクサーエンジン独特の鼓動感は押さえられ、往年のボクサーエンジンを愛する人にはちょっと物足りなく感じてしまうのではないでしょうか。
止まる直前に車両が右に流れていくのはR nineTと変わらず。ボクサーエンジンのクセでしょいう。また、シフトダウン時にリヤタイヤがスライドする感覚があるもの相変わらず。慣れるまでは違和感がつきまといます。
約220kgの車重の割にはハンドリングは軽く、国産400ccクラスから乗り換えでもさほど苦労することはないでしょう。と、言うか、R 12 nineT のハンドリングを重く感じるようなら、大型バイクは諦めたほうがいいかもしれません。
気になったのが、またがるとインテークパイプカバー?(シルバーの金属カバー)にふくらはぎの横があたってしまうこと。

常にあたっているのでなれるまでは違和感を感じてしまうでしょう。
ここが良くなったR 12 nineT
シフトの入りやすさはR nineTに比べ、格段に良くなりました。節度感を保ったまたスコスコとシフトチェンジできます。
それにシフトアシストプロ(クイックシフター)が搭載され、クラッチ操作無しで変速できるようになったものいい感じですね。ただ、低いギアだとアップもダウンも変速ショックが大きい時があるのは改善の余地あり、といったところでしょうか。
フロントブレーキの効きが良くなりました。R nineTのフロントブレーキはちょっと弱いなと感じているので、R 12 nineTのフロントブレーキは羨ましい限り。
R nineTのほうが良かったところ
ちょっとびっくりしたのが、R 12 nineTの排熱の多さ。試乗した日は真夏の晴天だったとはいえ、排熱でふくらはぎから太ももが低温やけどをしそうなほど。R nineTではエンジンの熱をあまり感じることがないので、これには大変驚きました。
外部用電源は、何故かヘラーソケットが復活。

USB-Aポート1つ備えられているものの、できればUSB-Aポート×2のほうが・・・。
まとめ:【足つきレポート】BMW R 12 nineT 〜プチレビューも〜
今回は2024年に発売されたR 12 nineTの足つき性をお伝えしました。
このR 12 nineT、BMWの中では足つきの良いモデルと言えます。
R nineTからエンジンもシャーシも正常進化。ワイルドな鼓動感は影を潜めてしまいましたが、今どきのジェントルなバイクに仕上がっています。
R1300GSやS1000RR、M1000RRと比べると影を薄く感じてしまうR 12 nineT。しかし、一度乗ってみるとボクサーエンジンの”アジ”が癖になる大人なバイク。
機会があれば一度乗ってみてはいかがでしょうか。
では、みなさんの参考になればうれしいです。
