峠道を気持ちよく走ろうとすると、どうしてもヒールアンドトゥを踏むことに。
しかし、コペンのアクセルペダルは小さく、しかもブレーキペダルとの距離がビミョーなので、足を無理に曲げる必要があります。
アクセルペダルを大きくしたいのですが、外れたときに大事に至る可能性がある被せるタイプのペダルカバーは選びたくない。いいのがないか探しているときに見つけたのがトヨタとスバルの純正ペダル、ペダルカバー。
トヨタとスバルなのに、何故か統一感はバッチリ。しかも、アクセルペダルは標準より2回りほど大きくなるので、ヒールアンドトゥも随分やりやすくなりました。
取付にはちょっと苦労したり、コツが必要だったりしますが、費用対効果は非常に高いのではないかと思っています。
標準のペダルではヒールアンドトゥが踏みにくいな、と感じている方は、是非続きをチェックしてください。
選んだのはトヨタ純正アルミ製アクセルペダルとスバル純正アルミ製ブレーキ・クラッチペダルカバー
コペン(LA400K)のアクセルペダルは小さく、しかも、ブレーキペダルとビミョーな距離。そのお陰で、ヒールアンドトゥをしようとすると足を無理やりひねる必要が。
これではビミョーなブレーキコントロールはできないし、アクセルもうまく踏めない。
こんなときは、既存のアクセルペダルに一回り大きなペダルカバーを付けるのが一般的。しかしペダルカバーは、万が一外れてしまった場合に大きな事故を引き起こす可能性もあるのも事実。
そのため、わたしは既存のペダルに穴を開け、ボルトでしっかり固定できるタイプのペダルカバーを選んでいます。しかし、既存のペダルに穴を開けて取り付けるのは、思ったより大変な作業。
なにか良い方法はないかと探していたときに見つけたのが、トヨタのアルミ製純正アクセルペダルとスバルのアルミ製純正ブレーキ・クラッチペダルカバーを流用する方法。


品番は
- トヨタ純正アクセルペダル:78101-20150
- アクセルペダル取付ピン:90254-04019
- スバル純正ブレーキ、クラッチペダルカバー:36024FA010

購入は、ディーラーはもちろん、Amazonや楽天市場、YahooショッピングなどのECサイトでも可能です。
アクセルペダルの大きさはトヨタ純正の方が2回りほど大きくなります。


二回りほど大きくなったことで、ベタ踏みしたときのフロアーとのクリアランスはギリギリとなります。


ブレーキとクラッチペダルカバーはスバル純正の方が一回りほど大きくなります。

【解説】アクセルペダルとブレーキ・クラッチペダルカバーの交換方法
それでは、トヨタ純正アクセルペダルとスバル純正ブレーキ・クラッチペダルカバーへの交換方法を解説しましょう。
トヨタ純正アクセルペダルへの交換方法
まず最初に、アクセルべダルアッセンブリを車から外します。
赤丸で囲んだボルト2本を10mmの六角レンチを使って外し、

赤丸で囲んだ黒色カプラーを外します。

アクセルアッセンブリを取り外したら、アクセルペダルを固定しているスプリングピンを抜きます。

スプリングピンを抜く方法はいくつかありますが、わたしは4mmのピンポンチを使って叩き抜きました。ピンポンチは400円程度で購入できるので、プレスなどを持っていないのであれば、最も安価にスプリングピンを抜く方法でしょう。
スプリングピンはそれなりに固く、簡単には抜けなくなっています。
もし、スプリングピンを抜くのに四苦八苦するようであれば、この時点で作業を辞めるのが懸命です。
スプリングピンを取り付けるほうが数倍テクニックを必要とし、最悪、アクセルペダルを取り付けられない可能性があります。
標準のアクセルペダルを取り外したら、トヨタ純正アクセルペダルを元のように取付け、スプリングピンを叩き込みます。
このとき、抜き取ったスプリングピンに損傷がなければ、これを使ったほうが叩き込むのは容易です。新品のスプリングピンを叩き込むのは非常に固く、とても苦労します。できれば油圧プレスで挿入するのがベストでしょう。
なお、スプリングピンを使い回すと固定力が下がる可能性があるので、その点を理解したうえで使い回すことをおすすめします。
アクセルペダルアッセンブリを取り付ける際は、上のボルト穴が長孔になっているので、下からボルトを固定するのが良いでしょう。

スバル純正ブレーキ・クラッチペダルカバーへの交換方法
標準のブレーキ・クラッチペダルカバーは、4箇所の角のうち、力を加えやすいところ1箇所からメクルようにすると外れます。
標準とスバル純正ブレーキ・クラッチペダルカバーでは、裏側の構造が違います。

そのため、スバル純正ブレーキ・クラッチペダルカバーを取り付ける際は、ペダルカバーの下側を先にはめ、ハマったことを確認した後に、限界まで上方向に移動させます。

限界まで上方向に移動させた後、ペダルカバーの上部をペダルにはめ込みます。
上部をはめ込んだら、今度は下方向に限界まで下げれば、取り付け完了です。
下方向への移動が中途半端だと、簡単にペダルカバーが外れていしまうので注意が必要です。
なお、ペダルの角が立っているので、作業用グローブを着用することをおすすめします。
まとめ:【解説】コペン(LA400K)にトヨタとスバルの純正アルミペダル、ペダルカバーを取り付ける方法
峠道を気持ちよく走ろうとすると、どうしてもヒールアンドトゥをしてしまいます。
しかし、コペンのアクセルペダルは小さく、しかもブレーキペダルとの距離がビミョーなので、足を無理に曲げる必要があります。
アクセルペダルを大きくしたいのですが、外れたときに大事に至る可能性がある被せるタイプのペダルカバーは選びたくない。いいのがないか探しているときに見つけたのがトヨタとスバルの純正ペダル、ペダルカバー。
トヨタとスバルなのに、何故か統一感はバッチリ。しかも、アクセルペダルは標準より2回りほど大きくなるので、ヒールアンドトゥも随分やりやすくなりました。
取付にはちょっと苦労したり、コツが必要だったりしますが、費用対効果は非常に高いのではないかと思っています。
標準のペダルではヒールアンドトゥが踏みにくいな、と感じている方は、是非試してみてください。
では、みなさんの参考になればうれしいです。





