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【解説】SHOEI VFX-WRにインカムを取り付ける方法〜土台を作るのが正解です〜

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SHOEIのオフロード用ヘルメットVFX-WRは、帽体が複雑な形状をしていることと、インカムのベースを差し込むスペースが小さすぎるため、インカムを簡単に取り付けることができません。

そのため、インカムを取り付けるには、インカムを取り付けるための土台を作る必要があります。

土台を作るのは多少手間がかかりますが、セメダイン エポキシパテ プラ用を使えば素材が比較的柔らかく加工がしやすいため、それほど難しくはないでしょう。

今回はSHOEIのオフロード用ヘルメットVFX-WRにSENAの50S QUANTUMを取り付けるための土台の作り方を、写真をたくさん使って解説します。

インカムがSENAの50Rや30K、20S EVOはもちろん、B+COM(ビーコム)のSB6X、ONE、SB6XRも土台の作り方は同じですので、SHOEIのオフロード用ヘルメットVFX-WRにインカムを取り付けたいと思っている人は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

SHOEI VFX-WRにインカムを取り付けるには土台を作るのがベスト

SHOEIのオフロード用ヘルメットVFX-WRは、帽体が複雑な形状をしていることと、インカムのベースを差し込むスペースが小さすぎるため、インカムを簡単に取り付けることができません。

そのためインカムを取り付けるには、インカムのベースを取り付けるための土台を作るのが、最も確実で、見た目も良くなる方法です。

インカムを取り付けるのに必要な材料と道具は合計9アイテム

インカムを取り付けるための土台を作るのに必要な材料と道具は次の9アイテムです。

エポキシパテは、セメダインのエポキシパテ プラ用を使いました。

セメダインのセメダインのエポキシパテ プラ用は若干の柔軟性があるため、帽体の形状が複雑なVFX-WRにフィットしやすく、余分な部分をカットする際も割れることがないので加工しやすく、インカムの土台を作るのに最適な素材です。

両面テープは、3Mのスコッチ 超強力両面テープ プレミアゴールド スーパー多用途 粗面用(幅19mm)を使いました。3Mのスコッチ 超強力両面テープ プレミアゴールド スーパー多用途 粗面用(幅19mm)は、接着力が強力なことはもちろん、1.1mmと少し厚みがあるので、加工の際に生じてしまった土台と帽体の隙間を適度に埋めてくれることから、最適な両面テープだと言えます。

塗料は、染めQのミニ染めQ エアゾール ブラックを使いました。

染めQのミニ染めQ エアゾール ブラックは、ナノ単位の粒子が素材の表面に密着することで、 まるで染めたかのような仕上がりになるので、柔軟性があるセメダインのエポキシパテ プラ用に使っても、塗装が剥がれ落ちることがないので最適です。速乾で作業性が良いのもおすすめポイントです。なお、ブラックとありますが、どちらかと言えば半艶消しのブラックに近い仕上がりになります。

マスキングテープは、3Mのスコッチ マスキングテープが最適です。

3Mのスコッチ マスキングテープは、セメダインのエポキシパテ プラ用がヘルメットやインカムのベースに付かないために使いますが、下手なマスキングテープを使ってしまうと、セメダインのエポキシパテ プラ用がマスキングテープにくっ付き、剥がれなくなってしまいます。

SOFT99のシリコンオフは、両面テープを貼り付ける際の脱脂に使います。

パーツクリーナーでも代用可能ですが、脱脂能力に関してはSOFT99のシリコンオフが上なので、確実に接着したい場合はSOFT99のシリコンオフの使用をおすすめします。

マジックペンはゼブラの油性マーカー マッキー極細が使いやすいでしょう。

ゼブラの油性マーカー マッキー極細は、インカムのベースを書き写すのに使います。

ノコギリまたは大型カッターナイフは、余分なセメダインのエポキシパテ プラ用を切り落とすのに使います。

ノコギリであれば、タミヤのクラフトツールシリーズ No.24 薄刃クラフトのこ

カッターナイフの扱いに慣れている方であれば、オルファのハイパーAL型 オートロック式大型カッターを使った方がタミヤのクラフトツールシリーズ No.24 薄刃クラフトのこより断然早く加工することができます。

紙やすりまたは布やすりは、ノコギリやカッターナイフで切り取った加工面を整えるために使います。

紙やすりより、耐久性のある布やすりの方がおすすめです。

紙やすり用当て木(サンディングブロック)はホルツのサンドペーパー用 サンディングブロックがおすすめです。

ホルツのサンドペーパー用 サンディングブロックはウレタン製で、適度な弾力性がペーパーがけに最適です。

SHOEI VFX-WRにインカムを取り付ける土台の作り方を解説

では、SHOEIのVFX-WRにインカムを取り付ける土台の作り方を解説します。

まずは、インカムを取り付ける位置を確認します。取り付けるインカムはSENAの50S QUANTUMです。

取り付け位置を決めたら、取り付け位置を中心に、ヘルメットにマスキングテープを貼ります。

マスキングテープは、エポキシパテを誤ってヘルメットに付けてしまわないよう、広範囲に貼るのがいいでしょう。

マスキングテープを貼ったら、インカムの取り付けベースをヘルメットに当てがい、周囲をマジックペンでなぞります。

インカムの取り付けベースの周囲をマジックペンでなぞるのは、エポキシパテを盛る場所を明確にすることはもちろん、エポキシパテの余分を切り取る際の目安になるからです。これについてはこの後、詳しく説明します。

インカム本体にもエポキシパテが付いてしまわないよう、マスキングテープで養生をします。

エポキシパテを必要量切り分けます。この時は必要量が不明だったため約半分使いましたが、実際には3/1もあれば十分でしょう。

セメダイン エポキシパテ プラ用は、2つの材料が混ざり合うことで硬化します。

必要量エポキシパテを切り分けたら、色が均一になるまでよく練ります。

エポキシパテを練る時は、セメダイン エポキシパテ プラ用に付属の手袋を使っても良いのですが、エポキシパテが手袋にくっつき、練るのが困難です。

その場合は、別にゴム手袋などを用意した方が作業効率は上がるでしょう。

よく練ったエポキシパテをヘルメットに貼り付けます。

ヘルメットに貼り付けたエポキシパテの上にインカムを置き、

インカムを強く押し付け、余分なエポキシパテを押し出します。

この状態で24時間ほど放置し、エポキシパテが硬化するのを待ちます。

エポキシパテの硬化を確認したら剥がしていきます。この時、質のよくなマスキングテープを使うと、エポキシパテにマスキングテープが張り付き、剥がすことが困難になります。

エポキシパテを剥がすと下の写真のように、エポキシパテにはインカムのベースを縁取っだマジックペンが転写されます。

インカムのベースを外すと、インカムベースとの境目が段差でわかります。

インカムベースとの境目をマジックペンで縁取ります。こうすることで、エポキシパテで作った土台の表と裏に切り取り線ができます。

マジックペンで書いた線を目安に、ノコギリか大型カッターナイフで切り取っていきます。セメダイン エポキシパテ プラ用はそれほど固くないので、加工はさほど難しくはないでしょう。また、大型カッターナイフの扱いに慣れているのであれば、大型カッターナイフを使った方が作業時間は短縮できます。

一通り切り取ったらインカムのベースとサイズを確認します。この時、土台はインカムベースより若干大きい方が良さそうです。

サイズに問題がなければホルツのサンドペーパー用 サンディングブロックにサンドペーパーを巻きつけ、切り取った面を綺麗に仕上げます。

ペーパーがけが終わったら、SOFT99のシリコンオフで脱脂し、染めQのミニ染めQ エアゾール ブラックで塗装します。

割り箸のような棒状のものを土台に貼り付けると塗装しやすいでしょう。

塗装が仕上がった状態です。

ヘルメットに合わせるとこのような感じになります。

インカムベースとのサイズ感もぴったりでしょう。

作った土台に3Mのスコッチ 超強力両面テープ プレミアゴールド スーパー多用途 粗面用(幅19mm)を貼り、ヘルメットに取り付ければ終了です。

まとめ:【解説】SHOEI VFX-WRにインカムを取り付ける方法

SHOEIのオフロード用ヘルメットVFX-WRは、帽体が複雑な形状をしていることと、インカムのベースを差し込むスペースが小さすぎるため、インカムを簡単に取り付けることができません。

そのため、インカムを取り付けるには、インカムを取り付けるための土台を作る必要があります。

土台を作るのは多少手間がかかりますが、セメダイン エポキシパテ プラ用を使えば素材が比較的柔らかく加工がしやすいため、それほど難しくはないでしょう。

SHOEIのオフロード用ヘルメットVFX-WRにインカムを取り付けたいと思っている人は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

では、みなさんの参考になればうれしいです。

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