キャンプツーリング

(初心者向け)ソロキャンプ 最初に買うべき無難なクッカーは?~独断と偏見で~

ソロキャンプ、今から始めようかな?もしくは、初めているんだけど料理はこれから。

とりあえず鍋(クッカー)が欲しいけど、どんな鍋がいいの?と、悩んでしまう方は多いのではないでしょうか?

そんな方向けに、持っていても損はない鍋に関する記事です。

キャンプで使う道具の中で鍋は思いのほか種類もあり、初心者の方にはなかなか選びにくいかもしれません。そんな方の参考になれば幸いです。

結論

14㎝+16㎝の鍋(クッカー)+フライパン のセット!メーカーはお好みで(^^;)

私はモンベルのアルパインクッカー 14+16 パンセット を使っています。

大学生だった30年ほど前、1週間、長くて1か月程度のキャンプツーリングを長期の休みのたびにしていた時も、メーカーは違いましたがこの組み合わせでした。

理由

最初に買う鍋なので、まずは

  • 使用範囲が広いこと
  • 調理のしやすさと収納時の大きさのバランス

この二つが非常に大事だと考えます。

応用範囲が広いこと

最初に選ぶ鍋は、使用範囲が広いものが絶対的に無難です。軽量、コンパクト、コンロも収納できます!みたいなのを最初に買ってしまうと、使うには使うのですが、出番が少なくなる可能性が高いんですよね。

上の写真のクッカーはモンベルのアルパインクッカー ソロセットで、小さいほうのクッカーの直径が9㎝で容量が0.4l。大きいほうが11㎝で容量が0.75l。

カップヌードルを作るのに必要なお湯の量が約0.29lなので、小さいクッカーだと程よいさず。でも、1合の米を炊こうと思うと、米と水の量で0.4lは必要なので小さすぎ。

大きいほうで1合の米は何とか炊けるけど、パックご飯は製品によって温めることが出来たり、出来なかったり。ただし、どちらにしろお湯の中には半分ちょっとくらいしか入らないかな?といった感じです。

つまり、あまり小さいと使用する用途が限られてきてしまうということです。

今回はあくまで最初に買うべきクッカーという前提ですので、小さいクッカーを買い足す場合や、最初に買うクッカーではあるけど、使用する用途がはっきりしていてこのような小さなクッカーがベストな選択、といった場合であれば、まったく問題ありません。

そして、鍋が2つあることで料理が同時に2つ作れる、ということもありますが、1つの鍋で調理、残りの鍋は調理中に刻んだ食材入れ、ボールのような使い方もできます。

また、鍋が1つだと、1つの料理しかしなかったとしても次の料理をする前に洗わないといけませんが、炊事場が遠いようなキャンプ場だとこれが意外とおっくうです。特に、食後の後にコーヒーが飲みたくなってお湯を沸かそうと思ったりするときに。

2つあると2回料理した後に洗いに行けばいいので、チョット手抜きができますし、効率的です。

じゃあ、フライパンは?といわれると、もちろん炒め物をするときに使えますし、鍋と同じように食材を入れることもできるし、食事の時の取り皿としても使うことができます。

つまり、鍋は鍋としてだけではなく、フライパンはフライパンとしてだけではなくほかの使い方もできますよ。普段家庭で使っている調理用の補助器具の代わりにもなるんですよ、ということです。

また、食材は現地調達!行った先の道の駅で、その地の特産品を買って作る!みたいなときに何かに特化した鍋持っていくと、あぁ、おいしそうな食材があるのに持ってきた鍋では・・・、ってこともありますので、やっぱり一つは応用範囲が広いものを持っている方が無難だとおもいます。

調理のしやすさと収納時の大きさのバランス

調理のしやさすだけいうと、普段家で使っている鍋、フライパンが、キャンプ用として売っている鍋、フライパンより全てにおいて断然使いやすいです(^^;)

キャンプ用の鍋は持ち手はふらふら動くし、蓋は小さくて熱い思いもするし。フライパンなんかはすぐ焦げ付くし・・・。

なので、車で行くキャンプ(ソロキャンプも)だと、わざわざキャンプ用として売っている決して使いやすいとは言えない鍋、フライパンを買う必要はないんですよね。車にはそれを詰めるだけのスペースがあるから。

でも、バイクでのキャンプツーリングや電車やバスを使ったキャンパーさん、バックパッカーのように荷物を積むスペースが限られてくると、やっぱりある程度コンパクトになることが重要になってきます。使いやすさという部分に目をつぶって。

で、ある程度コンパクトになる鍋といったら、やっぱりキャンプ用として売っている鍋になってしまうのです。

”ある程度コンパクト”といっても、このある程度、ってのが非常に微妙で、小さすぎると調理がしにくいし、大きすぎるとバイクに積めないし。

想像してください。直径10㎝の鍋で袋ラーメンを作る姿を。

家庭で袋ラーメンを作るとき、鍋は直径が15㎝程度のものを使っていると思います。袋ラーメンを割らずに入れることができ、でも、大きすぎないサイズが直径15㎝程度の鍋になるはずです。

では、10㎝の鍋だと・・・、袋ラーメンをどんだけ割って入れないといけないんでしょうね。で、それだけ割られたラーメンって食べるときどれくらいの長さなんでしょうね・・・(T_T)

想像してみてください。直径28㎝のフライパンをバイクに積んでいる姿を。

フライパンはツーリングバックの中?それとも、バックの上にひもでくくりつける?

とうより、そのサイズのフライパンをソロキャンプに持って行って、何を作るの??

って、感じになるのではないでしょうか。

ということで、私がたどり着いた絶妙な大きさが、14㎝と16㎝の鍋とフライパンのセット、になります。

14㎝の鍋だと、マグカップ1杯分のお湯を沸かすには大きすぎますが、コメ一合を炊くにはちょうど良い大きさ。ジャガイモ1個、玉ねぎ半分、ソーセージ3本で作るお手軽ポトフを作るにもちょうどよい大きさ。

16㎝の鍋だと、袋ラーメンを作るのにちょうどいい大きさ。パスタ1人前をゆでたり、一人分の寄せ鍋を作るにもちょうどいい大きさ。

フライパンはちょっと小さいけど、野菜炒めも作れるし、パックご飯もなんとか温められるだけの大きさ。

といった具合に、調理のしやすさと収納時の大きさの絶妙なバランスを満たすのが14㎝と16㎝の鍋とフライパンということになります。

モンベルだと、このサイズの上にアルパインクッカー 16+18 パンセットといったのもがありますが、

アルパインクッカー 16+18 パンセット

これだとソロキャンプには大きすぎ、持て余してしまします。

さらに、モンベルだとアルパインクッカー ディープ 11、さらに一回り大きいアルパインクッカー ディープ 13といった商品があります。

アルパインクッカー ディープ 11

これ、鍋が2つだからいいんじゃない?と、思うのですが、ツーリングキャンプとして最初に買うものとしては、ちょっと失格かな、と思います。

というのが、一つの鍋がふたも兼ねているので、例えば米を炊くとき、ふたとして使いたい鍋を先に料理に使ってしまうと、あぁ、ふたがない!ってことになっちゃうのです。

なので、やっぱり、鍋は鍋、ふたはふたとしてある方が使い勝手がいいんですね。

もちろん、この鍋のすべてを否定するわけではありません。この鍋で十分な場面はたくさんあります。

この鍋(特化型の鍋)を買う前に応用範囲が広いなべを買うべきでは?ということです。

あとがき

自分が使っているモンベルのアルパインクッカー 14+16 パンセット。便利なのが

アルパイン スタッキングボウル 14

同じくモンベルのアルパイン スタッキングボウル 14。

鍋の中に収納できちゃうのです。

これが実に便利で、取り皿にもなるし、盛り付け用の皿にもなるし。

1人バーベキューをするときは、これに焼き肉のたれを入れちゃったりします(*^^*) 14㎝の小さいほうの鍋に焼き肉のたれを入れてもいいのですが、ちょっと大きいんですよね。

それに、使った後、キャンプ場で洗うのが面倒くさいときは、鍋の中に入れちゃえば周りのものを汚さずに持って帰れるのも便利です。 

2つは十分収納できるので(ひょっとしたら3つ入る?)ので、もう一つ買い足そうかと思っているくらいです。

では、皆さんの参考になれば嬉しいです。

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