今回のキャンプツーリングでのキャンプ地は、大分県は久住高原にあるボイボイキャンプ場。約2か月ぶりのキャンプツーリングでした。
この日は朝から雨。昼から晴れ間が出てくる予報ではありましたが、さて、どうなるのでしょうか。
前半、後半の2回に分けてお伝えします。
前半の「【キャンプツーリング】目指すは久住はボイボイキャンプ場 ~前半はボイボイキャンプ場についてお伝えします~」では今回キャンプをしたボイボイキャンプ場についてお伝えしていますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
後半は、ャンプ飯や大分県の沈下橋、日田彦山線の大行司駅などをおたえしますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
ボイボイキャンプ場に行く前にパンを買う
当日の朝の天気は雨。
ただ、天気予報だと昼からは晴れ間が出るとの予報がでていました。
予定では、朝の8時くらいには自宅を出発してキャンプ場でゆっくりしたかったのですが、雨の中をバイクで走りたくなかったのと昼からは晴れ間が出そうだったので、キャンプ場に15時くらいには到着できる10時を出発予定時刻として雨が止むのを待ちます。
が、10時になっても霧雨が残ったままで完全には雨が止みません(>_<)
中止にしようか迷ったのですが、久しぶりのキャンプだし、昼から晴れそうなので頑張って出発することにしました。
霧雨だったので、とりあえずレインは着ずに出発。
まずは最初に、福岡県は直方市にあるパン屋さんPAIN AIGLEに向かいます。

目的は朝食用のパンを買うためですね。
キャンプの時の朝食くらい作ればいいのですが、まぁ、楽をしたいのと、そもそもPAIN AIGLEのパンが美味しいからですね(*^^*)
このパン屋さんについては「ガトーショコラとパンを買いに行く~PAIN AIGLE~」以前紹介していますので、お時間があればご覧ください。
で、こんな日に限ってバケットが売ってあるんですよ~。
上で紹介したブログにも書いていますが、ここのバケットは最高に美味しいのです。
売り切れの時も多いので、見つけたときには必ず買っているのですが・・・。
買ってもいいのですが、雨が降っているので湿気ってしまうこと間違いないし、だいたい、あんな長いバケットをバイクに入れる場所もないし・・・。
そんなこんなで、PAIN AIGLEで朝食用のパンを購入し、いざキャンプ場へ、となるわけですが、雨が徐々に強くなってきてしまいました。
おいおい、天気予報、しっかりしろよ!とわたしの日ごろの行いが悪いことを棚に上げ、天気予報を悪者にしてしまいます(^^;)
途中、本気で雨が降り始めてきたのでレインを着る羽目に。
が、15年?ほど前に購入したレイン。なかなかいい感じに雨がしみ込んできます。そろそろ買い替えの時期ですね(T_T)
さらに、ヘルメットのシールドが曇りはじめ、しまいにはシールドを上げておかないと前が全く見えなくなってしまう状態に。
そんななか、大分県は由布市の水分峠からやまなみハイウェイを使ってキャンプ場へ向かうルートを選択したのですが、このやまなみハイウェイは本来、景色もよくさらに適度にワインディングがあって、眺めて良し、走って良しの道路なのですが、それがこの天気で一切台無しに。
いやぁ~、日ごろの行い悪すぎです。
と、踏んだり蹴ったりな状態でキャンプ場になんとか到着です。

ボイボイキャンプ場でテントを設営する
まずは受付。
受け付けは雑貨&カフェNanohanaで行います。

受付が終わればキャンプサイトの好きな場所にテントの設営です。
ここのキャンプサイトは全面フリーなので好きなところにテントを設営できます。
しかし、平坦な場所があまりなく、夕陽が見やすい場所がいい、とか、水場が近いほうがいい、とか、真ん中は何となくいやだ、なんて言っていると、本当に限られた場所になってしまいます。
まぁ、そこはバイク1台と2人用のテントとタープの身が軽いわたし。最悪、テントだけ平らな場所に設営が出来ればよいので設営場所を探して芝生のキャンプサイトをバイクでウロウロします。
と、ちょうどテント1張り分平らな場所を見つけたのでバイクを停めたところでところで事件発生。
たぶん、バイクを停めた場所が悪かったんでしょうね。止める寸前にバイクが何かに引っ掛かったような感じがしてバランスを崩してしまったのです。
しかも運が悪いことに足を出したところがおそらく凹んでいたか、もしくはタイヤが乗ったところが盛り上がっていたかで、出した足が一瞬届かなかったのです。で、あっ!と思ったときにはとても支えられないほどバイクが傾いていて、あっけなく転倒。
これって、立ちごけってやつ??なんて思ってしまうと思わず笑ってしまいました(* ´艸`)クスクス
で、残念なことに写真を撮るのを忘れてしまったんですよ!
こんな機会、めったにないのに!残念!
出した足が届かなかったって、どんだけ足が短いの?と、お思いの方。ぜひこちらの「【足つきレポート】BMW R1250GS(新型 2021モデル)の足つき性 ~短足&チビのふくちゃんが実車でレポート~」を読んでください。
この前職場の同僚に言われました。それでよく乗ってるよね、って(^^;)
と、テント設営前からイベント盛りだくさんだったのですが、運がいいことに地面が土と芝生だったことでバイクは無傷。わたしは素早くバイクから飛び降りたので転倒すらせず。
これで、運悪く雨が降ったこと、運よくバイクも人間も無傷だったことでトータルはチャラパーですね(*^^*)
そんなこんなで、テントとタープを設置します。このころになると雨も上がってビミョーに晴れ間が出てきました。
最近のキャンプはこのスタイルがメインです。

小川張りっぽい感じ。
テントの上にタープを張ることによって、タープ本来の役割とテントのフライシートを張るのを省略させています。
この方法だと雨が降ってもある程度しのげるし、テントや外に出していた荷物に夜露が落ちるのを防いでくれます。
また、ちょっとした目隠し代わりになるので、キャンパーさんが多いキャンプ場では重宝しています。
ただ、タープを張る分、設置と撤収に時間がかかってしまうのは難点ではありますが。
キャンプ飯は1人BBQ!
と、設営が終了したらさっそく乾杯!

雨が降っても無事キャンプ場に到着できたこと。バイクを倒してもバイクも人間も無事だったこと。健康で、毎日おいしくご飯を食べられることに感謝して乾杯です(*^^*)
そして、ビールを飲みつつ米を炊きます。
なぜなら、本日のメニューはBBQだからです!
そう、目指すは、カルビ ON THE ライスっ!!
そうそう、米を炊くのって、思いのほか簡単なんですよ。米の炊き方は「初心者でもクッカーでご飯をおいしく炊く方法 ~2つのコツと1つの注意点を守れば、実は簡単に炊けます!~」で書いていますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
米を炊いているときに外を見ると、綺麗な夕焼け。
とりあえず、バイク+キャンプの様子+夕陽 の「見て見て!、おいらのバイク!!」的な写真を撮っておきます(* ´艸`)クスクス

そんなこんなのビールの酔いが少し回ってきたところで米が炊き終わりました。
なので、さっそく一人BBQスタートです!

100gで540円のカルビを網に乗せます。
今回使ったBBQグリルはロゴスのピラミッドグリル・コンパクト。ロゴスのピラミッドグリル・コンパクトは「【レビュー】ロゴスのピラミッドグリル・コンパクト ~おひとりさまには最適サイズ~」でレビューしていますので、是非ご覧ください。
乗せた瞬間から全集中でカルビがミディアムレアに仕上がるのを見守ります。
そして、ミディアムレアに仕上がったカルビをいったんタレにIN。
素早くカルビを引き上げ、間髪入れずにライスにON。

ライスにON THEしたカルビをライスごと箸ですくい、そのまま口の中へGO!!!
口の中で広がるカルビANDライスの香りと味。
出てくる言葉は一つ
うぅ~~んっ!
むしろ、それ以外の言葉が出てくるのであろうか?出す必要があるのであろうか?
そして続くのである。一人での宴が。うぅ~~んっ! の言葉とともに。雨上がりの満天の星空にも気づかずに。
ボイボイキャンプ場から撤収する
前日、満腹感と適度は酔いの中で眠りについたおかげで朝の4時過ぎには目が覚めました。
まずは、お湯を沸かし、インスタントのコーヒーを入れます。
小腹がすいているのに気が付いたので、前日、お気に入りのパン屋さんPAIN AIGLEで買っておいたパンをかじります。
しばらくすると朝日が昇り始め、すると、土や草、木や山や空から、今日もいっちょやってやりますかっ!って感じが出てきます。

朝日は、この元気な感じがいいですね(*^^*)
そんな感じでパンをかじり、コーヒーを飲みながら朝日を浴びて、体にパワーを充電します。
パワーがたまったところで一気に撤収!
都合がいいことに、前日から風が強かったのでタープやテントに夜露が落ちていません。
この夜露が厄介で、乾かさずにタープやテントをたたんでしまうと、帰ってから一度広げて干さないといけないのは当たり前なのですが、たたむときに土や草が付きやすく、また、きれいにたためず収納袋に納まりにくいんですよね。
あらかた撤収が完了したら、後はコーヒーを飲みながらテントの底が乾くのを待つだけです。

ボイボイキャンプ場からの帰り道
ボイボイキャンプ場からの帰り道は、やまなみハイウェイ~ミルクロードを通って大観峰にひとまず向かいます。
途中、バイクのメーターがピカピカ光るので、ナニ?と思ってバイクを停めて見て見ると

ほほ~、0℃ですか。
どおりで、夜、寝ているときに寒いなぁ~、と思ったし、朝起きてテントの外にいるとやけに手がかじかむし、携帯をモバイルバッテリーから充電しているときに「低温時は充電速度が遅くなります」みなたなメッセージが表示されたわけです。
それでも前日と違い、太陽も出ているので日差しの暖かさを感じます。
それに、路面もほとんど乾いていたので気持ちよくバイクを運転することが出来ます。
なので、あっという間に大観峰へ到着。

ちょっと雲が出てきてしまったのと、山焼きをした直後らしく周りの草は焼け焦げ状態で、少し残念感が漂います。
それでも、ここからの景色は圧巻ですね(*^^*)
そうそう、ドコモという携帯電話会社がありますが、その会社が出来てしばらくたったその昔。当時、大観峰で携帯電話の電波が入るのはドコモだけで、それを理由に大観峰で撮影されたコマーシャルが流れていました。
このことを知っている人は、まぁまぁなおっさんかおばさんです(* ´艸`)クスクス
大観峰を後にし、サーキットコースのオートポリスの横を通って福岡県は朝倉町に向かいます。
途中、大分県は日田市を流れる大山川に寄り道。
ここの川には沈下橋がかかっていて、桜の時期は特に美しさが増します。

沈下橋とは、洪水の時、橋そのものが沈むことを前提に設計された橋のことで、洪水の時に沈下する橋、沈下橋と呼ばれています。
通常の橋のように橋脚が高く、また、欄干(らんかん)があると洪水の際の川の流れによってそれらが抵抗となり橋そのものが流されてしまいます。それを防ぐために、欄干を付けず、また、橋脚も極力短くすることによって水の抵抗を少なくし、橋が流されてしまうといった最悪の状況を防ぐために考え出された橋の設計方法です。
自然に逆らわず、自然とうまく付き合っていきましょう、そういった雰囲気が感じ取れる昔の日本らしい考えから生み出された橋だと思います。
この沈下橋は高知県を流れる四万十川の方が有名だと思いますが、日田市を中心にこの周辺の川にもかなりの数がかけられています。
また、この辺りは石で出来た橋、いわゆる石橋も多くかかっており、現在でも現役の橋も多くあります。
石橋マニアの方は、ぜひ一度訪れてみてください。
今回訪れた沈下橋は次の場所にありますので、近くを通った際は寄ってみてはいかがでしょうか?
なお、この橋は今でも生活道路の一部です。そのため一般の車が通りますので、写真の撮影や車やバイクの駐車には周辺住民の方へのご配慮をお願いします。
沈下橋を後にして朝倉に向かいます。
朝倉は、2017年の7月に発生した九州北部豪雨で甚大な被害を受けた地域の一つです。
この周辺を走る鉄道、日田彦山線も被害を受け、いまだ添田~夜明間は不通となっています。
周辺住民の方は鉄道の復活を祈っていましたが、この周辺地域は過疎が進んでおり、そのため鉄道を利用する方も少ないためJR九州は復活をあきらめたと聞いています。
その代わり、鉄道を撤去し、そこをバス専用路線として活用する案を出しているようです。
ということで、日田彦山線にある大行司駅を目指します。
この駅も九州北部豪雨で被害を受け、駅舎も倒壊してしまいました。
現在の駅舎は2019年に復元されたものとなります。
ここの駅も桜で有名で、駅と桜を見るのが目的でした。

また、駅舎のわきには九州北部豪雨のすごさを伝える、曲がってしまったレールが展示されていました。

まとめ:【キャンプツーリング】目指すは久住はボイボイキャンプ場 ~後半は道中からキャンプについてお伝えします~
今回のキャンプツーリングは、雨の中からスタートするハードなものとなってしまいました。
しかし、約2か月ぶりのキャンプツーリングということで、ワクワクがいっぱいな状態でのスタートでもありました。
今回訪れたところは、ツーリングコースとして度々訪れており、通りなれている道でした。
通りなれているとはいえ、やはり、ただのツーリングとキャンプツーリングではワクワク感が違うな、と思いました。
それはたぶん、旅をしていることを強く感じるからではないかと思います。
そんなワクワクする旅を大好きなバイクと一緒にいつまでもできればいいなぁ、と思う今日この頃です。
では、皆さんの参考になればうれしいです。